ボルダリング解説本コレクターが選ぶ!上達のための解説本4選!

今回はボルダリングの解説本について紹介します。

6級〜にチャレンジしている方には

2017年の5月に発売され、大反響となったスポーツクライミング教本です。

オススメポイント

・ムーブやテクニックについて理論的に説明されている

・図解がわかりやすい

・クライミング技術の網羅性が高い

ムーブをいくつか覚えて、実際に使っている方向け。グレードでいうと大体6級〜のムーブが必要となってくる課題にチャレンジしている方におすすめの本です。理論的で内容が濃いため、そもそもムーブってなに?といった全くの初心者の方には向きません。

ムーブの原理や、体重のかかり方など理論的に検証されていて、伸び悩んでいる方にもおすすめです。

この本に書かれている内容が理解できれば技術書はこれ1冊で十分といえるレベルの完成度です。

初心者の方には

ハンドホールド、フットホールドの基本から、ムーブの解説まで網羅性が高く解説本として最もオススメできる一冊です。

一番オススメできる理由として、AR動画で実際に動きを確認できる点が挙げられます。ボルダリングのムーブは連続的な動きが多く、写真とテキストだけではどうしても分かりづらくなってしまいがちです。書籍である以上、仕方がない点でもあったのですがAR動画を追加することで見事にこの弱点をクリアしています。

このAR動画数も、ちょろっとおまけ程度かと思いきや全部で30個以上あり、基本の部分は動画でしっかり網羅されています。

また、意外と見落とされがちなストレッチについても詳細に紹介されています。怪我の予防、パフォーマンス向上のためにもストレッチは欠かせない一つの要素となるので、しっかり覚えておいて損はありません。

そもそもムーブってなに?といった初心者の方にもおすすめです。

外岩情報も掲載!

2冊目がこちら。渡辺数馬さんが監修された解説本です。

オススメポイント

  • トレーニングのやり方が充実
  • 外岩のルールやマナー等もカバー
  • ムーブも網羅されている

野口さん監修本との違いとして、トレーニング項目の充実、外岩の基本情報が掲載されている事が挙げられます。トレーニングは壁を使ったトレーニングや道具を使ったトレーニングについても紹介されています。

外岩情報は基本的なマナーや道具、トポの見方など外岩ボルダリングに関する必須とも言える知識がまとめて紹介されています。外岩の情報はネット上には中々まとまって載っているところがないので、初めて外岩に行く方には参考として非常にオススメです。

もちろん、ムーブについても一通り網羅されています。ただ動画の有無の差でどうしてもムーブ単体で見ると分かりやすさは野口さん監修本に軍配が上がります。

まずはさらっと!浅く広く知りたいなら

最後はこちら。一つ一つの情報量は先に紹介した2冊に負けてしまいますが、室内ボルダリングについてムーブからストレッチ、トレーニングと網羅されています。

オススメポイント

  • ムーブ、ストレッチ、トレーニングと一通り網羅されている
  • イラスト付きで解説されている
  • kindle版なら価格が1300円代でリーズナブル

ムーブ、トレーニング、ストレッチと一通り基本が揃っていて、ざっと基本をつかむ事が出来ます。
ただ、その分内容の深さは若干の物足りなさを感じます。

kindle版であれば価格が今回紹介した中で一番安いので、外出時等ちょっとした時に確認したい場合にもオススメです。

目的別で選ぼう

ざっくりまとめると、

  • ムーブの基礎は一通り知っていて、より洗練させたい方はスポーツクライミング教本。
  • ムーブやストレッチについて基礎から知りたい場合は野口さん監修本。
  • 外岩情報やトレーニングについても知りたい場合は渡辺数馬さん監修本。
  • さらっと全体的な知識を得たいならインドアボルダリング練習帖。

といったところです。

迷ったらスポーツクライミング教本を買っておけば、仮に内容のレベルが高かったとしても、後々必ず使えるので間違いないです。

初心者でボルダリング上達のヒントを知りたい!という方は野口さんの本がオススメと言えます。

ただ、もちろんどの本もしっかりとした内容になっているので、どれを買っても一通りの基本事項は知る事が出来ます。あとはお好みで!