【イラスト&動画付き】最初に覚えたい!ボルダリングの基本ムーブを徹底解説!

ボルダリングの基本ムーブであるダイアゴナル、アウトサイドフラッギング、インサイドフラッギングの3つを動画とイラストで紹介します。

ダイアゴナル

ダイアゴナルとは対角線の意味で、非常に汎用性の高い必須ムーブの一つです。2点支持をうまく使い体をひねることで、腕のパワーをセーブしながら登ることが可能となります。高頻度で使うムーブとなるので、早めにマスターしておきましょう。

ダイアゴナル

ダイアゴナル

ダイアゴナルは左足と右手、右足と左手といったように対角線上にある手足でホールドを掴みながら、伸び上がる動きで次のホールドを取りにいきます。

イラストのように右手でホールドを掴み、左足をホールドに乗せ、そのまま左足を蹴って伸び上がり次のホールドを掴みます。
蹴り上げる動きに合わせて体をひねり、腰を壁に近づけます。

youtubeより:https://youtu.be/nmzlY41PPQs

腕の力ではなく、足の力で体を上げるのがポイントです。
ホールドに乗せている足を伸ばすと同時に上半身をひねることでリーチを最大限に発揮し、遠くのホールドを掴みにいくことが出来ます。

足の力を使うことにより腕の力をあまり使わずに登れるので、ダイアゴナルをマスターすることで腕が直ぐにはパンプせず長時間登れるようになります。

アウトサイドフラッギング

アウトサイドフラッギングは足でバランスを取り、不必要な体の回転を抑えるムーブです。

アウトサイドフラッギングはフットホールドに乗せている足とは逆の足をクロスさせて、外側に伸ばしバランスをとります。

アウトサイドフラッギング

アウトサイドフラッギング

ホールドに乗っている左足の下から右足をクロスさせ、バランスをとります。頭上にあるホールドや伸ばす手の反対側にあるホールドを取りに行く時などに体が回転してしまうのを防ぐことが出来ます。

youtubeより:https://youtu.be/nmzlY41PPQs

旗を振るように足を振り、軽い遠心力を利用して遠くのホールドを捉えることが出来ます。足の動きに合わせて肩の力を使い、上体を上げるのがポイント。

足を思い切り外側に振り、フットホールドに乗せている足は膝を外側に開くと安定します。

練習法として効果的なのが片足クライミングです。片足だけで登る場合、フラッギングを多用しないとバランスを取るのが難しいため、自然と動きを覚えることが出来ます。

インサイドフラッギング

インサイドフラッギングはフットホールドに乗せている足の内側から逆足をクロスさせ、バランスをとります。

足を踏み換える手間を省くことができ、体をひねって伸ばすことで遠くにあるホールドを掴むことが出来ます。

インサイドフラッギング

インサイドフラッギング

ホールドに乗った右足の上から左足をクロスさせ、バランスを取ります。上半身を壁に引きつけ、体をひねりながら左手を伸ばします。その際、フラッギングしたつま先で壁を押さえると安定度が増します。
バランスの取り方自体はダイアゴナルに近いです。

youtubeより:https://youtu.be/nmzlY41PPQs

インサイドフラッギングを使うことにより、足を踏み換える手間を省くことが出来ます。

動画のように次のフットホールドが左にある場合、ダイアゴナルを使うと右足を左足に踏み換え、左手でホールドを保持して、再び左足から右足に踏み換えて次のフットホールドに左足を出します。

インサイドフラッギングで足を踏み換えずにバランスを取り、踏み換えの動きを省略することが可能となります。

普段ダイアゴナルで足の踏み換えを頻繁に行っている場合は、インサイドフラッギングを意識することで動きの無駄を減らし、よりスムーズに登ることが出来るようになります。

重心をコントロールする基本的なムーブ

今回紹介した3つは体のバランスをコントロールし、スムーズなクライミングをする上で欠かせないムーブです。より効率的にスムーズに登るために必要な技術なので、是非とも身につけておきましょう。

 

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【イラスト解説】ボルダリング上達のコツ!基本ムーブ18選!