【イラスト&動画付き】トウフック、ヒールフック、手に足、ドロップニー(キョン)足技ムーブを徹底解説!
ボルダリングのトウフック、ヒールフック、ドロップニー(キョン)、手に足の4つのムーブを紹介します。どれも足を上手く使った基本ムーブで、ボルダリングの上達には欠かせないムーブとなります。
Contents
ヒールフック
かかとをホールドに引っ掛け、体を引き寄せたりレスティングをしたりとかなり使用頻度の高いムーブです。ルーフや強傾斜だけでなく、垂壁でもよく使われます。
かかとをホールドに引っ掛けることで、起点にして上体を起こしたり安定させることが出来ます。
youtubeより:https://youtu.be/VbxaqNtFY7w
かかとを引っ掛ける際のポイントとしてつま先を上に立てるのではなく、角度をつけ寝かせるようにして引っ掛けます。
股関節をしっかりと開いて、ガニ股の状態になります。こうすることで、しっかりとホールドにかかとが掛かり安定感が増します。
トウフック
つま先の甲をホールドに引っ掛けて、体重をかけるムーブ。ルーフなど強傾斜で使用頻度が高い。
基本的にフックを掛ける足は伸ばした状態で、ホールドを押さえるようにして引っ掛けます。特にルーフや強傾斜で体が壁から剥がれないようにする目的で使うことが多いです。ホールドが高い場所にありヒールフックがかけられない時にも力を発揮します。
コツとして、つま先の力でホールドを押さえるより、足首を固定してふくらはぎや腿の力を利用してホールドを捉えます。
youtubeより:https://youtu.be/49vEno40-n8
ルーフで体が剥がれないようにトゥフックを使用しています。しっかりと足の甲をホールドに押し当ててシューズのラバーグリップを効かせるのがポイント。
youtubeより:https://youtu.be/49_pcEQ5Sos
ルーフだけでなく、垂壁でもカンテにトウフックを掛けることで、体を安定させることが出来ます。
ドロップニー(キョン)
出す手と同じ方の足を内側にひねり、突っ張ることで体を固定するムーブです。ドロップニーで体をロックすることで、力をセーブしながら次のホールドを取りに行くことが出来ます。
右手を出す場合、右足の膝を内側に入れ込み、親指の付け根のあたりでホールドを押さえます。強傾斜の壁でもドロップニーを使うことで、体を安定させることが可能です。
youtubeより:https://youtu.be/2HmQ27XEipg
膝を曲げてロックしてから、次の手を出します。
youtubeより:https://youtu.be/2HmQ27XEipg
足を回転させる際のポイントとして、つま先全体でホールドに乗るのではなく親指の付け根付近を軸として回転させます。
ドロップニーは酷使すると膝を痛めてしまう原因にもなりかねないので、まずは垂壁等傾斜の緩い壁で練習して正しい動きをマスターしましょう。
手に足
手で保持しているホールドに足を乗せ、重心を上に移動させるムーブです。手で持っているホールド以外にフットホールドがない場合、手をずらし足を乗せます。
右手を乗せたホールドに足を乗せ、両腕を引きつけて体を壁に近づけ右手を出して次のホールドを取りに行きます。
youtubeより:https://youtu.be/KaZm74yjW1Q
足をかけることで、体を引き上げ安定して次のホールド取りに行くことができます。手に足を使用する場合はオブザベーションの時点で手で持つ部分と足をかける部分を想定しておきましょう。
足技をしっかり使うことで、上半身の負担を軽減しより長時間クライミングを楽しむことができるようになります。特にグレードが上がるにつれて、必要不可欠なムーブとなってくるので是非ともマスターしておきましょう。
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