自宅でつま先修理!クライミングシューズのつま先を修理してみた。

ふと見たら、クライミングシューズのつま先に穴があいている、、、

一度は経験ある方も多いのではないでしょうか。

そして、気がついたらぱっくりと大口の穴があいてしまい、買い換えを決断することに、、、

クライミングシューズのつま先の穴は、初期のうちであれば簡単に自力で対処が可能です。

ということで、今回はクライミングシューズのつま先に空いた穴をセルフ修理するやり方をご紹介します。

シューズドクターNでセルフ修理

今回つま先修理に使うのはこちら。靴底の肉盛り補修剤のシューズドクターNです。

実物はこちら。なんとお値段20mlで372円!安い!

中身はこちら。補修剤、塗るときに使うヘラ、プレート、サンドペーパーの4つが入っています。

つま先修理

こちらが今回修理するつま先です。完全に穴があいている状態ではなく、ゴムがなくなりひび割れて中身が見えてしまっている状態です。

1、つま先の拭き掃除

まずはゴムを補修する箇所のチョークを落とし、綺麗に拭きます。濡れたティッシュやタオルで拭き取るとチョークや汚れを綺麗に落とすことができます。

汚れを落としたあとは、しばらく放置して乾かします。

2、シューズドクターNを塗る

乾いたら付属のヘラを使って、シューズドクターをつま先の表面に塗っていきます。ひび割れの部分だけではなく、その周辺にも薄く満遍なく塗っていきます

塗る箇所をピンポイントに穴の部分だけにしてしまうと、ぽろっと剥がれてしまうことがあるので、周辺にも薄く塗っておきましょう。

こんな感じになります。

塗り終わったら、しっかり乾かします。目安としては、一晩置いておけば乾きます

塗る前と後の比較はこちら。

つま先の穴が綺麗に埋まっています。

耐久期間

気になる耐久期間ですが、ジムでのクライミングであれば少なくとも1ヶ月以上はもちます。実際週二回の頻度でインドアジムで使用していた際は3ヶ月ほどもちました。

補修後一ヶ月経過時の状態。とって付けた感がでていますが、そこはご愛嬌。

新たに補修したゴムが削れていくだけなので、つま先にぽっかり穴があくことはありません。2、3ヶ月したらゴムがなくなるので、また補修し直せば問題ありません。

ただ、当たり前ですが元々のソールとは異なる素材のため、シューズ本来の性能を100%発揮することは難しくなります。

用途を分ければ問題なし

  1. 低グレードのサーキット
  2. トラバース壁の周回

自分の場合は上記のときに使うシューズにしています。特に最近はPUMPの新宿店で1週50m近くのトラバース壁を周回することが多く、シビアな足遣いが必要ない低グレードや周回するトラバース用であればまったく問題なく使用できます。

実際、高グレードのトライでもそこまで大きな影響はありませんが、気になる方は使い分けることでシューズの寿命を長引かせることができるので、ぜひ試してみてください〜。