自宅で筋トレ!クライミング上達に役立つトレーニンググッズ10選

「どうしてもあの課題を落としたい」、「もっと強くなりたい」思ってはいるけれど、忙しくてなかなかクライミングジムには通えない、、、という方も多いのではないでしょうか。

特にクライミングジムに通う頻度が週に1回程度になってしまうと、ジムでの運動だけでは現状維持が精一杯になりがち。そこで、クライミングジムになかなか行くことができなくても、強くなるために自宅で使えるクライミングに役立つトレーニンググッズを10個紹介します。

指、腕全体を鍛える

ロックリングス

トレーニンググッズといえば有名なのがこちら。ポケットに指を入れて鍛えることが出来るロックリングスです。

指だけではなく、上の丸っぽい部分でスローパーっぽいトレーニングも可能です。壁に取り付けなくても紐でぶら下げるだけで良いので、簡単に設置可能で非常に便利です。

シミュレーター

ロックリングスよりも様々なパターンのトレーニングを出来るのがシミュレーターです。こちらは壁に取り付けないといけないため、設置のハードルがやや高いです。

一本指や二本指、様々な大きさのポケットがついているので、設置出来るのであれば非常に心強いアイテムです。

グリップセイバープラス

家だけでなく、外でも手軽に使えるのがグリップセイバーです。使い方は簡単で、黒いゴムに指を通してグーパーするだけ。クライミングだけではどうしても握る力ばかりが鍛えられてしまい、開く力を鍛えることができず、筋肉のバランスが悪くなってしまいます。腹筋と背筋を両方バランスよく鍛える必要があるように、指も握る力と開く力を同じように鍛える必要があります。開く力を鍛えることが出来るアイテムはなかなかないので、必須ともいえるアイテムです。

フォアアームトレーナー

ひたすらにぎにぎするやつです。ウォームアップや前腕の持久力の向上に役立ちます。1000円以下で値段も安く、手軽に使える便利アイテムです。駅からジムに行くまでのちょっとした移動時間とかによくにぎにぎしています。

グリップマスター

指一本づつを個別に鍛えることができるのが、グリップマスターです。それぞれのバネが独立しているので、弱い指を重点的に鍛えることができます。特にポケット課題では、特定の指に対して強い負荷がかかるので指単位でのトレーニングに役立ちます。

リストボール

手首を強化するためのアイテムです。スローパーや大きめのホールドのように指先で握ることができないホールドを保持するためには強い手首が必要となってきます。自分はもともと手首が弱く、すぐに痛めてしまいがちだったため、重点的に強化しています。特に最近の傾向として、クライミングジムでもボテや大きめのホールドをセットしているところが増えてきたので、しっかり手首も強化しておきましょう。

広背筋、上半身全体を鍛える

懸垂マシン

あると何かと便利なのが懸垂マシンです。手を肩幅に開くワイドチンニングをはじめ、肩周りから広背筋、上半身全体を満遍なく鍛えることができる万能アイテムです。ロックリングスをぶら下げることも出来るので、置く場所が確保できるなら設置しておきたいアイテムです。両サイドの持ち手を使ってディップス等胸筋のトレーニングもできます。

もし使わなくなっても物干しとして活用できます

ドアジム

懸垂マシン欲しいけど、やっぱり置く場所が、、、という方におすすめなのがドアジムです。ドアのところに突っ張り棒のように設置するだけです。使わなくなったら外せば良いだけなので、リーズナブルかつ手軽に使えるアイテムです。

腹筋ローラー

価格、手軽さ、強負荷と三拍子揃った優れものが腹筋ローラーです。ただ登っているだけだと、広背筋ばかりが発達してしまい、バランスが悪くなり姿勢も悪くなりがちです。筋肉は前後をバランスよく鍛えるためにしっかり腹筋も鍛えましょう。

通常の腹筋運動だと強度が低く、回数をこなすのが面倒ですが腹筋ローラーであれば強度が高いため回数も短くすみます。最初のうちは膝をついた状態の膝コロからはじめ、ある程度腹筋がついてきたら立ちコロに切り替えていくのがおすすめです。

ストレッチポール

純粋な筋力強化のトレーニングアイテムとは少し違いますが、おすすめなのがストレッチポールです。ボルダリングは強度の高い動きが多く、故障しがちです。一度故障してしまうと、強制的にレストをしなくてはなりません。強くなるためには、いかに故障をせずに継続的に通うことができるか、という点が非常に重要になります。

ストレッチポールを使ったクライミングに役立つエクササイズはこちらに具体例が紹介されています。(山と溪谷社/CLIMBING-netの記事にとびます)

特に高グレードの課題になってくると、ムーブ選択だけではどうしても解決できない壁に直面します。技術の向上はもちろんですが、ベースとなる筋力もしっかり鍛えていきましょう。