レスト日に読みたい!オススメのクライミング漫画4選!

今回はクライミング漫画特集です。今まで読んできたクライミング漫画の中で、個人的に特におすすめ出来る漫画を4つ紹介します。

岳 みんなの山

ポイント

  • 山の良さ、怖さを改めて知る事ができる。
  • 登山に関する様々なルールやマナーが何故必要なのか認識できる。
  • 主人公島崎三歩の超人的な救出劇がワクワクする。

感想

最初に紹介するのがこちら。かなり有名な漫画なので、ご存知の方も多いと思います。
山岳救助がテーマとなっている漫画で、長野県警山岳遭難救助隊と民間の救助ボランティア団体である山岳遭難防止対策協会に所属する主人公「島崎三歩」が中心となってストーリーが展開していきます。

この漫画は山の「良さ」と「怖さ」を改めて教えてくれます。漫画内で登場する救助対象の生存率は大体半分程度。次々と山の中で人が亡くなります。主人公の三歩が命を賭して救助に向かうも、既に滑落で無残な姿となって発見されたり、雪崩に巻き込まれ凍死していたりと残酷な現実が待ち構えています。

出典:警察庁「平成27年における山岳遭難の概況」

あまりにポンポン人が遭難するので、少し懐疑的になって実際に統計資料を調べてみたら、なんと2015年の警視庁発表の統計では遭難者が3043人、その内死者・行方不明者が335人、負傷者が1151人となっていました。漫画内での出来事はまさに誇張でもなんでもなく、日々現実の山の中で起きている事なのです。

扱っているテーマは非常に重いのですが、漫画自体の雰囲気は明るく何故か楽しい気分で読み進める事が出来ます。その理由は主人公である島崎三歩のキャラクターにあります。超人的な体力を持ち、とにかく前向きで、とにかく明るく、誰よりも山を愛しているパワフルなキャラクターです。

雪崩や滑落、急激な天候変化など山で起こりうる様々な危険を知識として知ってはいるけど、どこか他人事に感じていました。しかし、それらは決してファンタジーではなく現実として山の中で起こっている出来事です。先日も大学生が滑落し亡くなってしまったニュースが報道されていましたが、改めて登山における危険性というものをしっかりと認識し、万全の準備をしておく事が事故を減らすためにも非常に重要です。

特に大学生これから登山を始めてみようと思っている人にとっては必読とも言える内容です。

登る小寺さん

続いてはこちら。登る小寺さんはボルダリングがテーマの漫画です。クライミング部に所属し、ひたむきにボルダリングに打ち込む小寺さんを中心にストーリーが展開していきます。

ポイント

  • とにかく小寺さんが可愛い
  • 室内でのボルダリングが中心
  • 高校生の淡い恋愛模様も一緒に楽しめる?

感想

現在3巻まで発売されていて、巻を重ねるごとにボルダリング要素が強くなっていきます。一巻はあまりボルダリング要素がありませんが、2巻でコンペが始まり技術的な部分の話も増えてきます。

ちなみに最初は初心者で徐々に強くなって行く的なストーリーかと思いきや、小寺さん既に初段を登れちゃうくらい強いです。とにかく小寺さんが可愛いので、1巻であまりボルダリング要素が出てこなくても、とりあえず2巻までは読むとコンペも始まるので幸せになれます。

オーバーハング

ポイント

  • ゼロからクライミングを始めた主人公の熱い成長物語。
  • クライミングだけでなく、周囲の人間関係にも焦点が当てられている。
  • web漫画で、アプリやwebブラウザから無料で気軽に読める。

感想

クライミング初心者の主人公がひょんなことからクライミングの楽しさに目覚め、クライマーとして成長していく物語です。個人的には14話から始まるコンペの回が熱くてオススメです。ただ登るだけではなく、人間関係にも焦点が当てられていてクライミングにのめり込むことで生じる悩みや葛藤、衝突など登場キャラクターの心理描写にも注目です。

web版GANMA!オーバーハング→http://ganma.jp/overhang

ヤマノススメ

ポイント

  • ゆるふわアウトドアコミック
  • 登山が中心でゆるく楽しめる
  • 読んでいて和む

感想

インドア派の主人公がアウトドア派な友人に誘われて、徐々に山の楽しさを知っていきます。全体的にポップな雰囲気で、肩肘張らずに読み進める事ができます。初心者の主人公目線で、話が進むので山についてあまり詳しくなくても解説があり知識をつけながら読む事が出来ます。少女達を中心としてゆるい感じでストーリーが展開していくので、人によっては好みが分かれるかもしれません。

ちなみにアニメ化もされていて、1期が12話、2期が24話と全部で36話あります。