クライミングシューズ選びの3つのポイント!初心者が一足目を買うべきタイミングとおすすめモデルも紹介!

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一足目のクライミングシューズを買うべきタイミングから買う時に気を付けたい3つのポイント、おすすめモデルを紹介します。

ボルダリングにハマってくると、やっぱり欲しくなるのがマイシューズ。しかし、クライミングシューズは種類が沢山あって、サイズも普通の靴と違い、初心者の方は正直どれを選べば良いのか分からない方も多いと思います。

どのタイミングで買ったら良いの?

まず、一番最初に悩むのがボルダリングのマイシューズをいつ買うべきか、だと思います。

ずっとレンタルだと、レンタル代毎回かかってしまう、とはいえマイシューズもいざ買うとなると1万円オーバーと結構なお値段、、、ここで葛藤する方も多いと思います。
実際、マイシューズを買うタイミングというのは人によってバラバラで

  • ○級以上をクリアしたら買う
  • 〜回以上ボルダリングジムに通ったら買う
  • 欲しくなった時に買う

といったように自分で目標を決めてマイシューズを買う人もいれば、適当なタイミングで買う人もいます。そこで、実際にマイシューズをどのタイミングで買ったか、アンケートを取ってみたところ、100名以上のクライマーの方からご回答をいただきました。

まずは回数のアンケート。一番多かったのが1回目〜5回目でした。次が6回〜10回と比較的早い段階で皆さんマイシューズを買っていました。

次にグレードだと何級くらいが目安になるのか。

こちらは7級〜10級が最多。ただこれにはグレードを目安とせずに、すぐにシューズを買った人も多く含まれているので、実際グレードを目標とした場合は6級〜5級あたりで買う方が多いようです

マイシューズを買うタイミングに正解はないので、仮にグレードを目安にする場合は、5級〜7級くらいで自分にちょうど良いグレードを目標にすると良いと思います。

結局は自分が欲しいと思ったタイミングで買う

のが一番です。

マイシューズの選び方

それではいざマイシューズを買うことを決めたら、次はシューズの選び方です。クライミングシューズを買う時に注意するポイントは以下の3つです。

  • シューズタイプ
  • ソールタイプ
  • サイズ

シューズタイプ

クライミングシューズには大きく分けて、スリッパタイプ、ベルクロタイプ、レースアップタイプの3つのシューズタイプがあります。

・スリッパ

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画像出典:楽天市場

スリッパのように履くことが出来るシューズ。最近では一本ベルクロが付いているモデルも多いです。

甲の部分に何も付いていないため、自由度が高く足の甲をホールドに引っ掛けるトゥーフック等の強傾斜でのフットワークにも強い。

・ベルクロ

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画像出典:Amzon.com

調整ベルトが付いているのがベルクロタイプ。脱ぎ履きがしやすい。柔軟性と拘束力が高く、初心者に最もオススメ

・レースアップ

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画像出典:Amzon.com

靴紐が付いているのがレースアップタイプ。紐を結んで履くため、フィット感が強く3つの中で最も拘束力が高い。外の岩場で使う人が多く、上級者向け

初心者の方にはベルクロタイプが最もオススメです

その理由は2つ。

  • 着脱がしやすい
  • きつさの調節がしやすい

クライミングシューズはキツめのサイズを履くことが多いので、ずっと履いているとすぐに足が痛くなってしまいます。

そのため、頻繁に脱いだり履いたりを繰り返すので、着脱がしやすいベルクロタイプがオススメです。

ソール(靴底)タイプ

ソールとは靴底のことで、以下の2種類のタイプが主流です。

・フラット

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画像出典:Amzon.com

ソールの底が平らになっているのがフラットタイプ。スメアリングが効きやすく、トゥフックやヒールフックなどのフック系のムーブにも向いています。

・ダウントゥ

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画像出典:Amzon.com

つま先が下に曲がっていて、カギ型になっているのがダウントゥ。強傾斜でフットホールドを捉える時やダイナミックなムーブから足を残したい時に強みを発揮します。その分、スメアリングは苦手なタイプです。

また横方向に曲がっているソールタイプもあり、ターンインとストレートの2種類があります。

・ターンイン

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画像出典:Amazon.com

つま先が親指の方にカーブしているのが、ターンイン。

・ストレート

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画像出典:Amazon.com

普通のシューズと同様に、かかとからつま先までが真っ直ぐになっているのがストレート。

初心者の場合、まずはフラットタイプでストレートなソールを選ぶのがオススメです。また、ソールの硬さも柔らかめのものが良いです。

理由としては

  • フラットソールの方がオールラウンドに使用可能。
  • 最初は垂壁からスタートするため、フラットタイプの特徴を活かしやすい。
  • フラットタイプの方が履き心地が良い。
  • ソールが柔らかい方がホールドに乗っている感触を得られやすい。

ダウントゥは特に傾斜の強い壁を登る時に特徴が活きてきます。しかし初めの内は、強傾斜の壁は難しく垂壁やスラブ壁を登ることが多いため、ダウントゥの特徴を活かしきれません

フラットタイプはスメアリングを効かせやすく、垂壁やスラブ壁で強みを発揮することが出来ます。また、フラットタイプの方が普段履いている靴の形状に近いため、履き心地が良いといえます。

サイズ

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クライミングシューズは小さいサイズの方が良い。というのは確かですが、クライミングジムで登るのが中心であれば一足目のサイズは攻めすぎないようにしましょう。

痛すぎて、歩くのも困難でクライミングシューズを履くのが嫌になってしまうのが一番良くないパターンです。

最近ではクライミングシューズも高性能になり、ギュウギュウになるまで小さいサイズを履かなくても、充分ホールドに立つ事が出来ます。シューズの中で足がずれたり、登っている最中に脱げたりしない程度のサイズで大丈夫です。

小さ過ぎないサイズを選び、これなら履けるな。と自分自身が思えるサイズ選びが重要です。

店員さんによって、勧めてくれるサイズ感も違う場合があるので自分自身で履き続けられるかどうかをしっかり判断しましょう。

適正サイズの選び方

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シューズのサイズについては、メーカによって、靴によって、形状によって同じサイズでも履き心地がまったく変わってきます。実際に店舗に行き、納得いくまで試し履きをしましょう。

クライミングシューズは値段も高価なものが多いので、とにかく試し履きをして自分に合ったサイズを見つける事が大切です。

ネットでもクライミングシューズは販売されていて、店舗で買うよりも安い事がありますが特に一足目は試し履きをせずにネットの情報だけで買うのはやめた方が良いです。

何度もいいますが、クライミングシューズは店員さんと相談しながら実際に試し履きをした上で買う事にしましょう。2足目以降でサイズ感覚が掴めてきたらネットでそのまま買うのもありです。

初心者にオススメまとめ

まとめると一足目にオススメのクライミングシューズは

  • ベルクロタイプで着脱がしやすい。
  • ソールがフラットでストレートタイプ。
  • サイズは小さすぎず自分の足の型に合うもの。

この3点になります。上記を参考に考えると、だいぶシューズの候補も絞れてくると思います。後は実際にお店に行けば試し履きをさせてもらえるので、そこで色々と履いてみて最終的な判断をしましょう。目安として指が軽く曲がっている状態で、爪先立ちしてみた時に痛みがあまりないものを選びましょう。

また、初心者にオススメと聞くと上記のタイプのシューズがダウントゥのシューズ等と比較して、機能的に劣っていると錯覚されがちですが決してそんなことはありません。それぞれに一長一短があります。実際に上級者になるといくつかシューズを所有し、壁や課題のタイプに応じて、シューズを履き分けている方もいます。

シューズ例

最後に参考までに今までの条件を満たした初心者の方にオススメのシューズ例をいくつか紹介します。

ネットだと価格の変動が激しいので、Amazonのリンクを貼りますが、ネットよりも店舗で試し履きをして買いましょう。価格の参考程度に見てみて下さい。

ファイブテンローグベルクロ

スポルティバ タランチュラ

ファイブテン アナサジベルクロ

ファイブテン モカシムオンサイト

ボルダリングは必要なものが少なく、必須品としてはクライミングシューズが唯一と言ってもよい道具になります。種類が多すぎて良く分からないという方は上記を参考にして頂ければ絞れてくると思います。

また、機能や性能で考えるのではなく、このデザインが好きだからこれ!という決め方もありです。結局クライミングシューズを履くのは自分なので、最終的には総合的に判断した上で自分の好みに合ったシューズを買いましょう。

 

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