【イラスト&動画付き】ダブルダイノ、ランジ、サイファー!ジャンプ系ムーブを徹底解説!

ボルダリングのダブルダイノ、ランジ、サイファーの3つのジャンプ系ムーブを紹介します。見た目も派手なことから、大会でも頻出のムーブです。グレードが上がるにつれて、使用頻度も上がって行くので、コツを掴んでおきましょう。

ダブルダイノ

腕を伸ばして反動をつけ、狙いのホールドに両手で飛びつくムーブです。

ホールドとホールドの間に距離があり、次のホールドが腕を伸ばすだけでは届かない時に、跳んで掴みにいきます。

ダブルダイノ

ダブルダイノ

腕が伸びきった状態で体を落とし溜めを作り、両腕を引きつけ一気に体を引き上げます。足でしっかりフットホールドを蹴るため、膝が十分に曲がる高さのフットホールドに足を置くのがポイントです。

目標のホールドをキャッチした後は、腹筋や背筋の力を総動員して振られを押さえましょう。

youtubeより:https://youtu.be/XjUsX8X9XGw

重心をしっかりと下げ、溜めをつくり体を引きつけます。体が壁と平行になったタイミングで手を離し、フットホールドを蹴り飛び上がります。

体が壁と平行になる前に腕を離してしまうと、後ろに飛んでしまい壁から離れてしまいます。体をしっかりと引き付けるのがポイントです。

ランジ(ダイノ)

片手で狙いのホールドに飛びつくムーブです。

ランジ

ランジ

基本はダブルダイノと同じで、しっかり溜めを作りフットホールドを蹴って飛び上がります。飛んだ後は片手をそのまま残せるなら残った手を利用して振られを抑えます。残した手も離れてしまう場合は、壁を押さえて振られを抑えましょう。

youtubeより:https://youtu.be/LCet6lU-2TQ

目標のホールドをキャッチする時は、少しでも良いので肘が曲がるくらいの高さまで余分に跳ぶことで止まる確率が上がります。

ジャンプ系のムーブではただ跳ぶだけではなく、ホールドをしっかり止めないといけません。そこで良い練習になるのが「地ジャン」です。「地上ジャンプ」の略でマットの上からホールドに飛びついて止める練習です。

ジャンプして両手で止めたり、片手を顔より下のホールドにおいてジャンプしたりと色んな条件で止める練習ができます。

サイファー

足を振り子のように振って、遠心力を利用して飛びつくムーブです。フットホールドに片足しか乗せられないような時に力を発揮します。

サイファー

サイファー

右足を大きく振って反動をつけます。右足が狙ったホールドの方向に上がっていく遠心力を利用して飛びつきます。

足の振りと、跳ぶタイミングをうまく合わせる必要があります。

youtubeより:https://youtu.be/lXZYGWQVK6o

足の振りが大きければ大きいほど、距離が出ます。

ランジ、ダブルダイノも含めてジャンプ系のムーブではフォーカシング(睨みつける)することでキャッチの精度を高めることが出来ます。目標のホールドをしっかり目で捉え、意識を集中させましょう。

ジャンプ系のダイナミックなムーブは特に高難度のコンペ等で必須とも言えるムーブです。見た目も派手で、最初は少し怖い部分もあるかもしれませんが、成功すると爽快感もあり楽しいので是非トライしてみましょう。

 

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