【動画あり】IFSCクライミングワールドカップ2017中国・南京 決勝リザルト&ハイライトまとめ

4月29、30日に中国・南京でクライミングワールドカップ(B)第3戦が開催された。日本人選手は決勝に男女3人ずつ残り、日本勢が強さを見せつけた。

決勝リザルト

男子

youtube:https://youtu.be/FELZjePLH38より

渡部桂太選手が4課題を全て完登し、ワールドカップ初優勝を果たした。また、楢崎(智)が3完登で準優勝と日本人選手がワンツーフィニッシュを飾った。

女子

youtube:https://youtu.be/FELZjePLH38より

ショウナコクシーが唯一の全完登を果たし、優勝を飾った。前大会優勝のヤーニャ選手は序盤順調に課題をこなしていくも、第3課題で苦戦。結果として、勝敗を分けた課題となった。

野中選手は3位に入賞。第1課題はトップまでいくも、ボテについたトップホールドに気が付かず、完登を逃してしまった。

決勝ハイライト

各動画トライ直前から始まります。

第一課題

男子

カチからボテへの移動で苦戦する選手が多い中、楢崎選手が絶妙なバランス感覚で見事にボテを止めて完登。

女子

足が低い位置からの距離があるダブルダイノ課題。野中選手は持ち味でもあるパワフルなジャンプでダブルダイノを成功させる。トップホールドを保持し完登かと思われたが、ボテの上についたトップホールドを左手だけで保持してしまい、マッチしなかったことから完登は認められず。

第二課題

男子

初手ダブルダイノからボテを使っていく課題。ゴールとりでフォールしてしまう選手が多く、ゴール核心の課題であった。渡部選手が抜群の安定感をみせ、見事ゴールマッチ。

女子

ゴールマッチが非常に不安定で、柔軟性、バランス感覚が試される課題。小武選手が残り10秒を切った段階でなんとかゴールマッチをするも、残り僅か数秒のタイミングでタイマーがリセットされてしまうアクシデントが発生。ゴールマッチのタイミングが時間ギリギリだっただけに、ジャッジの対応に注目が集まった。結論は2分間の追加トライ。しかし、追加トライでは完登ならず。

第三課題

男子

パワフルな課題で渡部選手、楢崎、クルーダー選手が完登。特にクルーダー選手がボーナスまでを迫力あるダイナミックなムーブで解決し、会場がどよめいた。

女子

体が振られてしまい、一手目を止めるのに苦戦を強いられた課題。ショウナ選手はしっかりとめ、見事完登。

男子クルーダー選手のダイナミックなムーブと同時に始まります。

第四課題

男子

薄いカチが連続し、保持力が試される課題。渡部選手が見事な保持力で完登。

女子

下部がパワフルな課題。ショウナ選手が左手の指先だけかかった状態からのロックでボーナスホールドを保持。そしてそのまま完登を決めた。バランス、テクニックだけでなくパワーもトップクラスであった。